みんなの想いが
つまった作品を、
愛と熱意で世界に届ける。

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YUUKA NEMOTO

根本侑果 (2015年新卒入社)

アニメ事業局 企画部 アニメ企画2課
2015年入社/西洋史学科卒

PROFILE:小学生時代からアニメとアイドルが大好き。マーチャンダイズ部門を経て、2019年、アニメ局へ。好きが高じて、「アイドル×オーディション×リアリティーショー」をテーマとした『SELECTION PROJECT』のプロデューサーに。経験の浅さを愛と熱意でカバーして邁進中。

小学生の頃から
夜更かし常習犯。

親の目を盗んでベッドを抜け出し、深夜アニメのためにこっそりテレビをつける。小学生時代から夜更かしの常習犯になってしまうほど、アニメが好きでした。アニメきっかけで知った『マリア様がみてる』の影響で女子校に進学し、森薫さんの『エマ』の影響で歴史にはまり西洋史を専攻。社会科の教職もとりました。人生の選択は、すべてアニメの影響を受けているといっても過言ではないです。
就活はエンタメ系を中心に応募。その頃にはエンタメ全般が好きになっていたので、実写かアニメか漫画か小説かと、何か一つのジャンルに決めることができず、結果的に「何でもできる」KADOKAWAを選びました。
マーチャンダイズ部門・サポート部門を経て、2年前からアニメ企画部に。企画立案・原作選定、スタッフィング・キャスティング、ビジネススキーム設計から、実制作段階でのクオリティコントロール、制作スケジュール・予算管理、はたまた作品完成後の宣伝企画やパッケージ制作、派生作品の企画立案まで、ありとあらゆる製作プロセスに関与して、チームを引っ張っていく(私の場合は、周りの方に支えてもらっている、といった表現のほうが正しいですが…笑)ことがプロデューサーの仕事です。

各ジャンルの
プロフェッショナルと
仕事をすること。

アニメ制作は、監督・脚本・演出・作画・撮影・美術・音響等……とにかく様々な部門のプロフェッショナルの方たちとの協同作業です。その中には、長く業界を支えてこられた方、広く名前の知られている方、憧れの作品を手掛けた方がたくさんいます。プロデューサーは、そうした各ジャンルのプロの決定に対して、時には意見しなくてはならない場面もある。なので作品を深く理解し向き合うことはもちろんですが、「最後は自分が良いと思うものを信じて貫こう」と思っています。
そんな私がプロデューサーとしてはじめて関わった作品が、2021年秋クールに放送された『SELECTION PROJECT』(略称セレプロ)。“アイドル×オーディション×リアリティーショー”をテーマにしたオリジナル作品です。オーディションに挑む登場人物たちの真剣さや努力を丁寧に表現した、今までにないアイドル観と繊細な雰囲気が魅力の一作です。もともとは先輩が企画していた作品でしたが、アイドルが大好きで「いつかアイドルものをやりたい」と思っていたので、先輩の担当作品ラインナップを見て、「私にも手伝わせてください!」と直談判してチャンスを掴みました。アシスタントプロデューサーとしてシナリオ開発途中からチームに加わり、先輩に助けてもらいつつ、いまは私が主担当として動いています。

あの手この手で
作品の世界観を
楽しんでもらう。

『セレプロ』は2021年末にテレビ放映の最終回を迎えましたが、現在も作品を盛り上げるためあらゆる施策を実行中です。声優さんによるオンラインサイン会、私もプライベートで通っていたコラボカフェ、2022年1月30日には大きなライブイベントも開催予定です。
社内で色々なアイデアが実現できるのはKADOKAWAの良いところ。宣伝、営業、音楽部門の協力をはじめ、ライブイベントをやりたいとなればイベント企画部の力を借り、グッズをつくりたいと思えばマーチャンダイズ部門の力を借りる。海外でこんな取り組みをしたいとなれば海外事業部の力を。社内の仲間だから、密に話し合い、タイムリーに施策を打ち続けていくことができます。
アニメは数年単位の長い時間と莫大なコストをかけ、多くの人の力を合わせて製作されます。それだけにすべての責任を持つプロデューサーは、作品を成功させなければというプレッシャーが大きい。ですが、縮こまっているわけにはいきません。強い意志と作品への愛情、そして関わる全ての人へのリスペクトを胸に、たくさんの想いやこだわりがつまった大切な作品を世界に届けていきたいです。

※記事内容は、取材当時(2021年12月)のものです。

WORKS 担当制作物

  • 『SELECTION PROJECT』

    「アイドル×オーディション×リアリティーショー」をテーマとしたオリジナルアニメ。夢を掴むため、オーディションに挑む少女たちの姿をドキュメンタリー映像やLIVE配信で追いかける。各配信サービスにて配信中。
    ©SELECTION PROJECT PARTNERS

  • 『魔女の旅々』

    「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」。世界各地を旅する魔女イレイナが紡ぐ、出逢いと別れの物語。2021年秋、テレビ放映。各配信サービスにて配信中。
    ©白石定規・SBクリエイティブ/魔女の旅々製作委員会

  • 『RPG不動産』

    魔王討伐から15年。「RPG不動産」に就職することになった魔法使いの風色琴音。一風変わったお客さんたちからの無理難題を解決しながら、住まい探しをお手伝い。異世界おしごとファンタジー、開幕です!2022年4月放送予定。
    ©険持ちよ・芳文社/『RPG不動産』製作委員会