自分の“好き”を伝え、
届けることが
できる幸せ。

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NARUMI OKA

岡 稔実 (2019年新卒入社)

営業企画局 営業総括部 促進企画課
2019年入社/日本文学科卒

PROFILE:次から次へと興味関心がうつろってしまう性分ながら、本だけはずっと好きだった。中学時代には、出版社・コンテンツ企業に入ることを心に決める。現在、法人書店営業担当として、主要書店、アニメ・コミック専門店に向けた商品提案、販促企画提案を行っている。日本美術・寺社仏閣に魅了され、コロナ禍以前は、月一で京都を訪れるほどの京都オタク。

15才の図書室。

窓ガラスが毎日のように割れ、カマキリハンドルで同級生は登校していく。そんな漫画のようなヤンキー校で過ごした中学時代。なかなか学校に馴染むことができず、そんなときに救い出してくれたのが、夏目漱石でした。国語の授業で読んだ『夢十夜』。幻想的な文章に引き込まれました。その日から、休み時間になると図書室へ足を運び、様々な物語に没頭するようになりました。やがて、一人で作品研究をするほどまでに本の世界にのめり込むように。その頃にはもう、本に囲まれる仕事がしたいという想いが固まっていましたね。
入社時、「いずれは編集者に」という気持ちもありましたが、最初に志望したのは営業でした。就職活動で様々な出版社を受け、ESもたくさん書きましたが、「好きな作品とその魅力は?」といった設問はスラスラ書けても、「出版の未来は?」といった設問には考えあぐねてしまっていました。本は大好きだけれど、それをビジネスとして見たとき、自分には知識もスキルも足りていないとそのときに痛感。それで「営業部門で出版ビジネス・コンテンツビジネスを学びたい。それが将来の自分にも役立つはず」と考えたのです。

営業は、発想力豊かな
戦略家であるべし。

現在、全国展開する書店チェーン、アニメ・コミック専門店を担当する法人営業をしています。販売部や編集部と連携しながら、クライアントに向けた店舗での販促プラン提案やフェア開催の企画提案などを行っています。クライアント各店でのKADOKAWA作品の売上げを最大化し、クライアントに最大の利益を得ていただくことがミッションですが、その方法は実に多種多様です。KADOKAWAは、ジャンルも作風も様々な新作が毎日続々と刊行されています。クライアント店舗も、郊外店があれば駅前店もあり、オフィス街にある店舗もあって、各店の客層は様々。さらに販促方法には無限の選択肢がある。“売るもの”も“売る場所”も“売り方”も無数。無限の組み合わせがあるなかで、「この店舗では、この作品をこう売るのがベスト!」を導き出していく営業の仕事は、難しくも面白い!とにかく仮説を立てて、シミュレーションをしていく毎日です。優れた販売戦略立案には、データ分析力と発想力をいかに掛け合わせていくかが大切だと思っています。KADOKAWAはこれまでの刊行作品ついて、どの作品が、いつ、どこで、どれくらい売れたのかという膨大なデータを蓄積しています。データと向き合っていると、男性向け作品だと思っていたら女性人気が高かったという発見があったり、店舗の特性によってまったく売れ筋が異なることもはっきり分かる。そうしたデータを根拠に信頼性高い方向性を導き出すことがスタート地点になります。そのあとの発想力は日々のインプットにかかっていると思い、話を聞いてみたい人にはSNSでメッセージを送るなど「即行動」をモットーにしています。

自由にのびのび。
もっともっと新しいことを!

具体的な販促プランを考える段階では、前例がない取り組みにも積極的にチャレンジしていくことができますし、むしろそれが求められます。例えば、『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』公開時には、映画に合わせて原作ライトノベルとコミックスをPRしようと、声優さんのご協力をいただき、担当書店にて店内放送ジャックを敢行。あるいは、『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』(MF文庫J)の新刊発売に際しては、物語の世界観を味わって欲しいと、ヒロインと入籍した気分を味わえる「婚姻届け風ペーパー」を特典グッズとして企画。「ニコニコカドカワ祭り」という社を挙げたキャンペーンでは、VR空間で書籍購入ができる“VR本棚劇場”にもトライしました。そうした取り組みを経験し、「本当に何でも挑戦できるのがKADOKAWAという会社だな」とつくづく感じています。今後もますます新しいチャレンジを重ねていきたいですね。例えばAIを活用した販売戦略立案、例えば読書から離れてしまった人たちが再び書店を訪れたくなるような仕掛けづくり。やってみたいことは山ほどあります! 学生時代は、友人に「これ面白いよ」と自分の好きな本を薦めてもなかなか伝わらず、悔しい思いをしたこともありました。でも今は、自分が感じた本の魅力や面白さを多くの人たちに伝え、そして届けるための仕事ができている。その喜びを噛みしめながら、明日からもトライしていきます!

※記事内容は、取材当時(2021年12月)のものです。

WORKS 担当案件

  • 『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』エピソード0冊子

    シリーズ累計100万部突破を記念して企画された購入特典。第1巻の前日譚となる短編作品に新規描き下ろし挿絵などが入った豪華特典。アニメ化展開とも連動し、全国書店での配布実施に尽力。

  • 『春夏秋冬代行者』キャンペーン

    「このライトノベルがすごい!2022」総合新作部門 第1位を獲得した作品。書店限定書き下ろしSSペーパー特典や書店向け拡材プレゼント施策など新刊発売時より展開強化企画を実施。

  • 『ソードアート・オンライン』キャンペーン

    『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』公開に合わせ、原作PRのために大々的に展開されたキャンペーン。担当書店限定イラストカード、店内放送ジャックなどユニークな施策が実現。