好きなことを一つに絞り切るのはとても難しく、いろいろなコトやモノを経験したかった。そんな欲張りな私には、ぴったりの会社でした。就活では、インフラ、メーカー、エンタメ･･･といろんな業界を見て回りましたが、なかでもKADOKAWAが“いちばん何でもできそうな会社”だと感じたのです。書籍があり、アニメがあり、ゲームがあり、イベントもある。そんなコンテンツの幅広さが魅力的でした。
入社後は、コミックジャンルの宣伝担当に。宣伝は、事業局や編集部単位で自分の担当を持ち、その担当部署から発売される商品のプロモーション施策の企画・実行を担います。ちなみに私は、ガンダムエース編集部、ニュータイプ編集部など複数の編集部を担当中です。プロモーション施策とひとことで言っても、交通広告やTV-CM、Web広告はもちろん、YouTuberやインフルエンサーとのコラボ、オリジナルボイスコミックなど、手段は実に様々。一つ一つの作品の特徴やファン層を鑑みて、一人でも多くの人に作品の魅力を知っていただくための最善策を見つけ出す必要があります。

仕事の特徴は、プランを立てるだけでなく、自分の手を動かしてものづくりに関われること。例えば交通広告ポスターのデザインラフやキャッチコピーを考えることがありますし、TV-CMやPV動画の絵コンテを切ることも。広告会社のクリエイティブ部門での仕事に近い所もありますね。また、ひねり出す宣伝アイデアも「何でもあり?!」と思うほど斬新なものでも大歓迎。例えば、お菓子メーカーとタッグを組んで某作品に登場する架空のお菓子を現実のものにしてしまった先輩も。私も先輩達に負けず、斬新で面白い施策を実現していきたい。いつか、渋谷の街をガンダムで埋め尽くすような大きな仕掛けができたらと虎視眈々と機会をうかがっています。
そうした多彩な宣伝プランを実現するための力になるのは、社内の力ですね。KADOKAWAには、コンテンツにまつわるあらゆる専門部署があります。声優さんの協力を得たい、イベントを開催したい、ネットメディアで特集を組んで欲しいなどなど、どんなアイデアがひらめいたとしても、実現するノウハウや知見が必ず社内にある。しかも部署の垣根を越え、電話やSlackでいつでも誰とでも気軽に相談できる。「やりたいくても、やり方が分からない･･･」といったストレスを抱えることなく、スピーディにアイデアを具現化できるんです。

宣伝に限った話ではないかもしれませんが、裁量もとにかく大きいんです。1年目から新しいアイデアを求められ、しかも自分の判断で実現していくことができます。定められた予算内のプランであれば逐一上司の承認をもらう必要なく行動に移せます。予算を超えたことをやりたいときも頭ごなしに「ダメだ」と言われることはなく、しっかり提案したうえで予算を確保しに行くことも可能。私は今、3年目ですが1年目、2年目の後輩たちも、私以上にバリバリやっていますね。
自己管理をしながら自分のパフォーマンスを最大化することに責任を持つことが大前提ですが、KADOKAWAでは、いつどこでどう働くかも自分で決めることができます。服装やネイルを自分好みにしても、やるべきことをやっていれば何も言われません。そうやってメリハリ持って働き心身共に健康だからこそ、集中力もあがるし、発想力も広がるんだと思っています。

※記事内容は、取材当時（2021年12月）のものです。