角川グループホールディングス

制作の現場から

『ももへの手紙』4月21日(土)全国ロードショー

 『ももへの手紙』は、豊かな自然とやさしい人々が生きる瀬戸内の小さな島で、主人公「もも」に訪れる不思議な日々を描いた家族の愛の物語です。映画の魅力や、公開までの苦労話を開発から本作品に携わっている(株)角川書店 映画企画局の池田局長に聞きました。

Q. 昨年から池田局長が熱くおススメされていた『ももへの手紙』がいよいよ公開です。

A. 2004年春、沖浦監督の原案から当初4人で「開発」を始めた映画が、予定の4年の倍、8年の歳月をかけて、ようやく公開になるので感無量です。映画製作に携わっていると完成前に次の作品のことを考え始めるものですが、『ももへの手紙』 に携わった人の多くが、完成したときに放心状態になるほど全身全霊を注いだ作品となりました。

Q. ちなみに映画の「開発」とは具体的にどんなことをするのでしょう。

A. アニメーションと実写では異なりますが、今回のようなオリジナルアニメでは、まずストーリーや設定を作っていく作業から始めます。最初はプロットといったストーリーの要点を簡潔にまとめたものを作り、そこから物語を膨らませて脚本を製作していきます。また、登場人物のデザインやキャラクター設定、さらに主人公が住む町など、物語の舞台となる場所の風景を、ロケハンもしながらデザインしていきます。そして実際にキャラクターを場面に組み合わせて、様々な検証を行なっていきます。

Q. 『ももへの手紙』の舞台はどこですか。

A. ももがお母さんと引っ越す島は瀬戸内海の大崎下島です。そのほか広島市などを中心にロケハンを行ない、江戸情緒的な要素を加えながら風景を作っています。その縁で広島県からは県知事の推薦もいただき、公開前のイベントを開催したり、一足早く4月7日に先行公開されます。

Q. どのような方に見ていただきたいですか。

A. 『ももへの手紙』は、家族の愛の物語です。主人公は11歳の女の子。非常に多感で、色々な経験を通して大きく成長していく時期です。全ての女性が経験、もしくはこれから経験することなので、女性の方は皆さん共感できたり、懐かしく感じられることだと思います。だから、多くの女性の方に観てもらいたいですし、できれば親子で観ていただきたい作品です。
 また、ももが出会う不思議な妖怪たちは、見た目はあまり可愛いらしくないのですが、物語が進むにつれ、とっても可愛いらしく感じられてくるギャップが魅力です。キャラクター設定をはじめ、日本アニメ界の最高のスタッフが集結しているので、アニメファンの方々にもぜひ観ていただきたいです。

Q. 角川グループにとっては初の完全オリジナルアニメ映画となりますが。

A. 映画業界にはコミックや小説の原作がないオリジナルアニメは、一部を除きヒットしない、というジンクスがあります。『ももへの手紙』はこのジンクスを破ることも大きな目標です。私たちが世界に誇れる素晴らしい日本の風景や文化、心を最高のクオリティーで表現した作品をヒットさせて、新たな角川映画のブランドとしていきたいと考えています。今年の角川映画は『貞子3D』や『天地明察』などの期待作が多くありますが、『ももへの手紙』はオリジナルアニメということで、より愛情を濃くしてあげないといけない、手塩にかけて育てる子どものようだと思います。幸い作品が評価され、製作委員会には13社のご参加をいただき、そのほか多くの企業や団体に応援をいただいています。株主の皆さまにもぜひ温かい目で応援していただけるようお願いいたします。

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