トップメッセージ

今、日本は大きく変わろうとしています。IoT、AI、ビッグデータを基盤に第四次産業革命が進行し、ある日、気が付いてみると、人々の生活の仕方や時間の過ごし方、仕事の仕方が、がらりと変わってしまう、そんな最中にあります。また、このような革命期を見据えて、働き方改革も、官民を挙げて進めています。

そうした大きな環境変化の中、出版社として1945年に創業以来、映画、アニメ、ゲームなどを含む総合エンターテインメント企業として発展してきたKADOKAWAと、ITベンチャーとして1997年に創業以来、一貫して日本のネット産業を牽引してきたドワンゴが2014年に経営統合されて、今のKADOKAWAグループがあります。グループ全体の経営理念である「不易流行(=常に新しさを極め続けることで、いつまでも変わらない本質的なものが見えてくる)」を基軸に、これまで事業ポートフォリオの多様化と経営インフラの強化を継続的に推進し、経営基盤と収益基盤の強化に努めて参りました。

KADOKAWAグループの経営目標の基本には、「IPの創出」、「IP展開の多重化」、「メディアの多重化」という、三つの言葉が据えられています。編集者やエンジニアなどを触媒として優れたIPを数多く創出し、ネットやリアル上のあらゆるユーザーニーズに応えうるIPの多様化・多重化を実現し、ユーザーとの接点であるネット・リアル上のあらゆるメディアに広げていくことで、ビジネス機会の最大化を目指すものです。

そのような目標を実践していく上で、「デジタルトランスフォーメーション(=データとデジタル技術を活用し、顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや企業文化・風土までをも変革すること)」の戦略的な推進こそが、グループ全体の成長エンジンであるものと位置付けています。デジタルトランスフォーメーションの遂行を加速させるべく、2019年4月1日には、KADOKAWAおよびドワンゴのICT(情報通信技術)部門メンバーから成る新会社「KADOKAWA Connected」を設立し、業界最高水準のICTサービスを社内外に提供可能な体制を構築いたしました。

IPの創出面においては、年間5,000点におよぶ書籍・雑誌新規刊行をベースとするIP創出力に加え、ドワンゴのniconicoと、KADOKAWAのカクヨム、コミックウォーカー、RPGツクールといったUGC(User Generated Content)プラットフォーム事業との更なる連携深化を通じ、グループ全体のIP創出力の強化が着実に進んでいます。

KADOKAWAグループが有する優れた「IP創出力」と「IT技術力」に支えられた多重的なメディア展開力を、デジタルトランスフォーメーション戦略の推進によって更に進化させ、世界有数のメディアパブリッシャーに成長していく、そんな未来がKADOKAWAグループにはあります。

「不易流行」
KADOKAWAグループは、変化を恐れず、更なる進化を求め、挑戦を続けて参ります。
どうか、今後とも、変わらぬご支援とご声援を宜しくお願い申し上げます。

株式会社KADOKAWA
代表取締役社長 松原眞樹